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閉鎖循環式陸上養殖システム

What's Closed RAS
閉鎖循環式陸上養殖システムとは?
水替え不要の養殖システム
FRDジャパンの閉鎖循環式陸上養殖システムでは、バクテリアを活用した独自のろ過技術により、海水や地下水を利用せず、水道水から作った人工海水を循環させながら養殖を行うことが可能になりました。


Technology of Closed RAS
水替え不要を可能にする技術
閉鎖循環式陸上養殖システムの特徴
Features of Closed RAS

従来の循環型陸上養殖システムでは、主に硝酸のような除去できない物質の蓄積を防ぐため、最低でも1日30%前後の水替えが必要でした。
FRDジャパンでは、硝酸をバクテリアの力で除去する「脱窒装置」を開発。これにより、水替え不要*の完全閉鎖循環による陸上養殖が可能になりました。場所を選ばず、低コストで美味しい魚が養殖できる未来の養殖システムです。
*蒸発等で失われる水分のみ補給。
閉鎖循環式陸上養殖システムの4つのメリット
Four advantages of Closed RAS
地球に優しい
FRDジャパンでは独自のろ過システムで人工海水を循環させて養殖されているため、海や川への排水がありません。
海や川を汚さない、地球に優しいサステナブルな養殖手法です。
※ASC認証取得済。 ASC認証は環境と社会への影響を最小限にして育てられた養殖の水産物の証です。
「いつでもどこでも」養殖できる
また自然や災害の影響を受けないため、台風や津波、病原菌の蔓延にも左右されません。
消費地近郊から最小限の輸送コストで、最高の鮮度を年中お届けできます。
海水冷却コストが不要になる
特に夏場は30℃前後にもなる海水を、サーモンの適水温である15℃前後まで冷却する必要があり、これにかかる電気代が陸上養殖のネックとなっていました。
FRDジャパンの閉鎖循環式陸上養殖ではこの海水冷却コストが不要になるため、電気代を大幅に削減できます。
海水からの魚病侵入リスクが無い
魚病の原因になる海水からのウイルスや細菌の侵入が無いため、対処するための抗生物質を使用せずに安定生産が可能になります。
トラウトサーモン養殖事業

What's Trout Farming Project
トラウトサーモン養殖事業とは?
世界初の大規模サーモン陸上養殖事業を目指して
FRDジャパンは自社でトラウトサーモンの養殖プラントの建設、操業を行っております。現在は千葉県木更津市にて実証実験プラントを運営中です。将来的には日本をはじめ、世界各国への閉鎖循環式陸上養殖の普及を目指しています。


Future Plans
トラウトサーモン養殖プラント
閉鎖循環式陸上養殖の普及を目指して
FRDジャパンは閉鎖循環式陸上養殖の普及を目指して、”Phase 1(実証実験プラント)”から”Phase 2(商業プラント)”への移行を予定しています。
Phase 1:実証実験プラント(30トン/年)
現在はPhase 1として年間生産量30トン規模の実証実験プラントを運用しており、水替えすることなく魚を安定生産することに成功しました。
Phase 2:商業プラント(2,000トン/年)
Phase 2では年間生産量2,000トン規模のプラント建設を予定しており、2021年度以降の着工を目指しています。
実証実験プラント
生産量:30トン/年
立地:埼玉県さいたま市岩槻区
操業開始:2017年12月
木更津プラント(9ヵ月目~出荷まで)
立地:千葉県木更津市
操業開始:2018年7月
初出荷:2019年4月
商業プラント
生産量:2,000トン/年
立地:未定
着工:2022年
陸上養殖参入支援
FRDジャパンでは、これから陸上養殖事業への参入を考えておられる会社様のサポートも行っております。魚種の選定、養殖計画の策定、養殖設備の設計等、オーダーメイドの養殖計画策定について支援が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
Past Cases
過去導入事例
アワビ養殖システム導入
- ㈱大林組
- 北海道美唄市ホワイトデータセンター
- 岩手大学三陸復興支援センター
- 玉川大学アクア・アグリステーション


トラフグ養殖システム導入
- 北海道士幌町士幌温泉


全自動脱窒装置OCN2導入
- しながわ水族館

