農林中央金庫を引受先とする第三者割当増資の実施
~富津商業プラント(Phase2)立上げの着実な進捗、次期プラント(Phase3)開発の加速に向けて~

株式会社FRDジャパン(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:十河哲朗、以下「当社」)は、農林中央金庫(本社:東京都千代田区、代表理事理事長:北林太郎)を引受先とする第三者割当増資(以下、「本増資」)を本日実施いたしました。本増資により調達した資金は、現在建設が進捗している千葉県富津市のサーモントラウト陸上養殖商業プラント(以下、「商業プラント」または「Phase2」)に続く、次期新プラントの開発(以下、「Phase3」)に向けた先行投資等に充当してまいります。
1.本増資の概要
弊社は、2023年7月20日付プレスリリース「FRDジャパン、千葉県富津市においてサーモントラウト陸上養殖商業プラント建設を決定」で発表の通り、Phase2商業プラント建設・運転資金等として、第三者割当増資(総額210億円)および銀行融資により調達しております。本増資の調達資金は、主に、次なる事業展開となるPhase3に向けた先行投資等に充当する予定であり、新プラントの実現可能性評価や基礎設計、候補用地調査、技術開発、体制強化等の取組みを進めてまいります。
農林水産業の持続的な発展等に向けた投融資事業を展開する農林中央金庫による本増資の引受けは、陸上養殖の産業化を通じてサステナブルな食料供給体制の構築に貢献する弊社事業ビジョンに賛同を頂き、実行に至ったものです。今後も、Phase2の商業プラントの着実な立上げと安定稼働に一層注力するとともに、Phase3の開発の本格化に向け、農林中央金庫をはじめとしたステークホルダーの皆様と協力の上、更なる取組みを進めてまいります。
2.事業進捗
現在建設中の商業プラント(Phase2)は、2023年7月の開発工事着工以降、2026年稼働開始に向け順調に進捗しております。既に工場建屋の屋根伏せは完了、段階的な試運転フェーズに入っており、操業体制の構築も進めております。2027年の出荷開始に向けては、販売候補先との商談や試験販売の取り組みも進めております。
Phase3に向けては、株主・金融機関など関係者の皆様と連携しながら、事業パートナーシップの構築や用地の探索、販売面や資金調達の検討、人材採用による体制の強化など、幅広く取り組んでおります。本増資資金により、これらの取り組みを一層加速してまいります。
3.FRDジャパンについて
弊社は、「海にたよらず、おいしいサーモンを」をミッションとして、独自の水処理技術を活用した閉鎖循環式陸上養殖システムの開発・運用、独自の商品ブランド「おかそだち®」サーモンとして販売を行っています。持続可能な水産業の実現を目指し、日本発の新しい食料供給モデルの確立に取り組んでいます。
<FRDジャパンの概要>
| 名称 | 株式会社FRDジャパン |
| 事業所 | 本社:埼玉本社・埼玉プラント:埼玉県さいたま市 木更津プラント:千葉県木更津市 富津プラント(建設中):千葉県富津市 |
| 設立年 | 2013年12月 |
| 代表者 | 十河 哲朗 |
| 事業内容 | 閉鎖循環式陸上養殖システムの設計・開発・運用 およびサーモントラウトの養殖・販売 |
| ホームページ | http://frd-j.com |
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社FRDジャパン 事業開発室:玉井佑亮
メールアドレス: y.tamai@frd-j.com
<採用情報>
弊社では、日本発の技術で陸上養殖業界をリードし世界中のあらゆる場所で獲れたて・新鮮・安心安全なサーモンを生産できる未来を作るべく、共に挑戦いただける方を募集中です。
https://frd-j.com/recruit/